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午前10時5分 開議
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◯吉村善明議長 これより本日の会議を開きます。
本日の日程は
議事日程のとおりとなりますので、ご了承おき願います。
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日程第1 令和3年
議員提出議案第3号
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改
正する条例の制定について
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◯吉村善明議長 日程第1、令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
この際、
委員会の
審査報告を受けます。
議員定数に関する
特別委員会委員長、23番
福中眞美議員。
(23番
福中眞美議員 登壇)
6 ◯23番
福中眞美議員 ただ今から、
議員定数に関する
特別委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は、12月16日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました、令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についての審査に当たり、委員間の
自由討議を実施し、採決を行った結果、一部委員から可決することに異議があったものの、賛成多数で原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
議員定数に関する
特別委員会の
審査報告を終わります。
7
◯吉村善明議長 以上をもちまして、
委員会の
審査報告を終わります。
この際、
ただ今の
委員会の
審査報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」との声あり)
8
◯吉村善明議長 ないようでございますので、これにて
委員会の
審査報告に対する質疑を終結いたします。
本案に対しては、
梶井議員ほか2名から修正の動議が提出されており、所定の
発議者がありますので動議は成立しております。
この際、
発議者の説明を求めます。
4番
梶井憲子議員。
(4番
梶井憲子議員 登壇)
9 ◯4番
梶井憲子議員 それでは、令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についての
修正案についてご説明いたします。
修正箇所は
議員定数を原案の22人から21人とするものです。
議員定数を3減の21人とする理由は、
議員定数に関する
特別委員会でも述べましたように、無
作為抽出アンケートの結果から約64%の市民の方が
議員定数を減らした方がよいと回答したことを民意として受け止めたこと、さらに
議会運営に改善するべき点はあるものの、試行的な3
分科会での審査や
特別委員会における調査を踏まえた上で、当初からの会派の考えである3減は妥当であるとの結論に至ったものです。また、原案では議長の
中立性を維持するため、
議員定数は偶数であるべきとの考えが述べられましたが、実際に奈良市は定数39人、橿原市は23人であります。定数が奇数の
市議会もあり、特に問題なく
議会運営をされているとそれぞれの
市議会議員からお聞きしていることから、定数は偶数、奇数にこだわらなくてもよいと考え、修正するものです。説明は以上です。
10
◯吉村善明議長 説明は終わりました。これより令和3年
議員提出議案第3号の
修正案に対する質疑を行います。
質疑の通告がございますので、発言を許可いたします。8番改正大
祐議員。
11 ◯8番 改正大
祐議員 それでは、令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてに対する
修正案について質疑いたします。大きく三つの観点から質疑いたしますので、よろしくお願いいたします。
まず、
一つ目です。
市民アンケートで削減の民意が示されたと説明されましたけども、この
アンケートは
議員定数を24から22人に変更するということで実施されたものです。この
アンケートから3名減という民意をどのように把握したのでしょうか。
二つ目です。昨年の
決算審査を3
分科会で行いました。それで3名減で実施できると認識していたなら、なぜそのとき議案として出さず、今
修正案なのでしょうか。これまた早く出していれば、
特別委員会で議論もできたと考えますが、いかがお考えでしょうか。
三つ目です。
議員定数が奇数の二つの市を例に出されましたが、全国的には2002年の時点になりますけども、82%の自治体の定数が偶数となっています。一方で、定数が奇数でやむなく
議長裁決を行っている自治体もあります。
議員必携には、
議長裁決は
現状維持の原則と明記されています。
可否同数は否決を意味することであり、また実質的に
議案審査に加わっていない議長に最終的な判断を委ねることを極力避けるべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。以上です。
12
◯吉村善明議長 4番
梶井憲子議員。
13 ◯4番
梶井憲子議員 では、
改正議員のご質問にお答えいたします。
一つ目のご質問で、
アンケートで削減の民意は示されたと説明されたが、
アンケートは
議員定数を24人から22人に変更することで実施されたものであって、
アンケートから3名減との民意をどうやって把握したのかというご質問についてですが、
アンケートは
議員定数を24人から22人に変更する
議員提出議案を協議する過程において市民への
アンケート調査が決まったものであります。3減、3人減という数の根拠は
アンケートからではありません。この
アンケートについては、2減の
議員提出議案が提出されたことを前提としていますが、
アンケートの内容については具体的な人数について問う設問はなく、そこで得られた結果は削減に賛成する意見が6割を占めているという事実であります。ご説明させていただいたのは、約64%の市民の方が
議員定数を減らした方がよいと回答したことが確認でき、
定数削減に対する民意として受け止めたということでございます。何人を削減するかはそれぞれの議会で決定するものであることから、2減よりも多い
削減人数とすることに問題はないと考えております。
次に、
二つ目、昨年の
決算審査を3
分科会で行い、3名減で実施できると認識していたのなら、なぜそのとき議案として出さずに今なのかというご質問に対してですが、3減の妥当性は会派内では考えていたものの、
特別委員会での調査結果からどのような意見や考えが示されるか分からないというところもあり、そこでの議論によっては、もしかすると会派としての意見を修正する余地もあるかもしれないと考えたためです。
最後に、実質的に
議案審査に加わっていない議長に最終的な判断を委ねることを極力避けるべきではないかとのご質問ですが、
地方自治法116条で、
可否同数のときは議長の決するところによるとあります。全国的には偶数の定数の議会が多いですが、奇数ではいけないとは規定されていないことから、偶数か奇数かについては各議会の
考え方次第と考えます。
議長に最終的な判断を委ねることは極力避けるべきではないかとのご意見ですが、議長は実質的に
議案審査に加わっていないとは言え、審査の際には常時同席しており、審査の内容を見ておられます。よって、最終的な判断を委ねることに問題はないと考えております。
以上、ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
14
◯吉村善明議長 改正議員。
15 ◯8番 改正大
祐議員 まず
一つ目ですが、
アンケートでは一応削減という民意は読み取ったけども、3減という民意は汲み取れなかったという認識でよかったということでしょうか。
二つ目はそのまま大丈夫です。
三つ目なんですけども、
運営上奇数で問題ないのかもしれませんけども、今回その議長の
中立性というところを維持するためというところを思っております。議会の判断は、議長を除く議員の判断で行うべきと考えますが、いかがお考えでしょうか。あと、議長の役割をどのように考えているんでしょうか。
16
◯吉村善明議長 梶井議員。
17 ◯4番
梶井憲子議員 一つ目の質問ですけども、3減の民意は諮られていない、この3減についての市民に対するご意見というのは、この
アンケートでは諮られてはおりません。あくまでも定数を削減する、人数を減らすということが理解できたと、分かったという結果が出たということでございます。
最後の質問についてなんですけども、議長の役割については、議長はあくまでも中立、あくまでもと言うとちょっと語弊あるんですけども、中立の立場で議会をさばくという立場であられるのは理解しております。しかし、この
可否同数のときの議長の決するところという
考え方なんですけども、平成31年3月の
全国町村議会議長会、
議員報酬等の
在り方検討委員会の
最終報告の
議員定数をめぐる論点というところの最後で、ちょっと原文を読み上げさせていただきます。
大所高所という議長の役割を考えれば、めったにないこととは言え、
可否同数の場合には
現状維持の原則とすることには理由がある。
可否同数となるような重要な争点は
慎重審議が不可欠だからである。ただし、スピードが要請される地域の重要な争点に当たって、議長であっても一議員として表決の権限を取り上げるべきではない。つまり、議員としての賛否を明確にすることは考慮すべきである。こうしたことを考慮すれば、定数を奇数とすることも必要だろう。また、激しい
政治的対立が存在する地域では、定数が偶数の場合、議長が長期に決まらない場合もある。こうした状況はめったにないとは言え、その防止にも定数の奇数が有用である。定数の法定数や
法定上限数の例示では定数は偶数となっていることも考慮されて偶数が多い。それを踏まえつつも
議員定数を考える場合に、奇数についても想定しておく必要もあるのではないかというふうに締めくくられております。このような
報告書もあることから、私たちは偶数にこだわる必要はないと考えました。
18
◯吉村善明議長 改正議員。
19 ◯8番 改正大
祐議員 最後3問目、行きます。会派としてこういった3減、出されたわけなんですが、
個人個人、結果がどうであれ、この3減に対して動かれるという覚悟を持ってこの
修正案を出されたという認識でよろしいでしょうか。
20
◯吉村善明議長 梶井議員。
21 ◯4番
梶井憲子議員 これは会派の意見ですので、3人ともそのように考えております。
22
◯吉村善明議長 以上で通告による質疑は終わりました。
これにて質疑を終結いたします。
これより、令和3年
議員提出議案第3号の原案と
修正案について一括して討論に入ります。
この際、申し上げます。議事の都合により、令和3年
議員提出議案第3号の原案と
修正案に関する討論についての各議員の発言は、
会議規則第60条第1項の規定により、それぞれ5分以内といたします。
討論の通告がございますので、発言を許可いたします。
20番
吉波伸治議員。
23 ◯20番
吉波伸治議員 令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてに対する
賛成討論をいたします。限られた時間、要点を絞って討論いたします。
少子高齢化が進み、
財政状況の厳しさが増していく中、生駒市においても、
市職員の定数が削減されてきました。それにもかかわらず、
市職員は各自の
行政能力の向上に日々努めながら、
行政サービスを維持、向上させています。それを見ると、議員の定数だけは
行財政改革の対象ではないとして削減せず、削減した経費を他の施策に充てようとしないのは許されません。したがって、議員の定数は減らすべきです。減らしても、議会の力は弱くならない根拠を述べます。
議会の
力イコール議員の数掛ける議員に必要な資質の
発揮力という定義があります。つまり、議員の数が少なくても、議員に必要な資質の
発揮力が高ければ、議会の力は強まり、逆に議員の数が多くても、議員に必要な資質の
発揮力が低ければ議会の力は弱まるということです。この定義に従えば、議員も最小の経費で最大の効果を上げることができます。
では、議員に必要な資質とは何か。最も大切なのは品性、品位、つまり他者の幸せを願う心と、他者への思いやりの心をどれだけ持っているかということです。言い替えると、人々に幸せをもたらすものは何なのか。人々に不幸をもたらすものは何なのかを考え、認識できる能力です。これが低ければ、他の議員との有効的な連帯が生まれず、考えが異なっても、互いに信頼し、支え合い、協力して
生駒市民の幸せにつながる
議会活動、
議員活動を進めることは不可能です。
二つ目は、議会、
議員活動に取り組む意欲、
行動力、
三つ目、常識、つまり健全な
考え方と
判断力、
四つ目、見識、つまり確かな知識と
理解力、五つ目、創造性、つまり
着眼力、
構想力、
展開力であります。なお、以上と同じ意見を2018年9月の5回目の
議員定数削減議案が上程された議会での
議員定数に関する
特別委員会で述べたところ、議員の
資質向上につながる案は何かという質問があり、最大の方法はしっかりと本を読むことですと答えました。今なら、
斎藤幸平さんのベストセラー、人新世の「資本論」をじっくりと、できれば繰り返し読むことで、コモンの保全、拡大こそ人々に幸せをもたらす道であることが理解でき、さらにそれを通して人々に幸せをもたらすものは何なのか、人々に不幸をもたらすものは何なのかを考え、認識できる能力も高めることができると思います。以上です。
24
◯吉村善明議長 18番
塩見牧子議員。
25 ◯18番
塩見牧子議員 令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場で討論いたします。
本議案の
提案理由として、
人口減少が見込まれること、
市民ニーズが高いこと、
歳出削減効果があること、200平方キロメートル以下の面積を有する
類似団体の
議員定数の平均が22.3人だということのほか、県内4市で
定数削減が行われているということが挙げられています。このうち面積を200平方キロメートル以下の団体に絞るのは恣意的であるとして、可
住面積と
議員定数の相関を示す資料を
特別委員会に提出いたしましたが、可
住面積との相関においても、人口との相関においても、
生駒市議会の定数24は平均的な位置にあり、極端に多い、逆に極端に少ないということはありません。また、人口が
減少傾向にあるのは4年前に市民からの直接請求による
議員定数削減案を否決されたときも同じです。県内の
市議会の
定数削減の動きはむしろ4年以上前に活発でした。
ファシリティマネジメント等行革の課題も前任期から明確に示されていました。少なくとも、
提案理由とされた項目について、その動向は前回の
定数削減案の審議当時と変わりません。にもかかわらず、前回は
行政監視機能が低下する、
少数意見が反映されなくなるという理由で削減に反対されていた方々が今回、議案の
提出者にまでなって積極的に削減すべきとの立場に立たれたのは実に不可解で、削減のためには
議会機能の低下もやむなしとするほどのどのような理由があったのか、説明を求めたいところです。
この任期中に定数を2人減らしても十分なくらい
議会機能を向上させたという実績があるならまだしも、
早稲田大学マニフェスト研究所議会改革調査部会が毎年行っている
議会改革度調査において、
生駒市議会は平成25年には
総合ランキング50位であったのが、最新の調査では回答のあった全国1,355議会中562位に、
住民参画の分野では957位、
機能強化の分野では988位にまで下がっています。8月に実施した無
作為抽出アンケートに限らず、前任期の
パブリックコメントでも挙がっていた議員や議会の活動が見えていないという意見を真摯に受け止めれば、市民の意見を議会としてお聞きし、調査し、政策を提案するシステムを構築し、真に住民の負託に応えられる議会になるように動かなければならないのに、これを放置して定数だけ削減するのは有権者からの預かり物である議席をあまりに軽んじていると言わざるを得ませんし、自らが
議会改革を怠ってきたことへの罪滅ぼしにしか映りません。
首長とは異なる選挙で選ばれた我々議員の仕事は、行政の提案に
唯々諾々と従うことではなく、市の事業が最少の経費で最大の効果が出ているのか、市の事務に違法性はないのか、プロセスは適正であるかをチェックするとともに、市民の困りごとを解決するための政策や
事務改善を提案することです。
また、条例や
予算等の審査に当たって、困難を抱えながら制度の網にかからず漏れてしまう市民がいないか、逆に不利益を被る市民がいないか、行政だけでは気づくことができない幅広い視点で多角的に調査し、問題があれば修正することです。これらは
行政需要が多様化、複雑化し、さらに
行政事務の問題が噴出している今こそ強く求められるものです。しかし、残念ながら我々の活動によって市政のどこがどう変わったのか、議会には執行権がないだけに、市民にとっては分かりづらいものです。
一方、身を切る改革というのは実際に削減された議会費が明確なので分かりやすいものです。議員の数を減らせば減らすほど、労せずして削減額が目に見えて積み増していくのですから、市民にとっても、議員にとっても麻薬みたいなものです。現に2減ではなく、3減だ、いや19人でいいとか、18人でもいいとか、減らせ減らせの大合唱になっています。これからも
市民アンケートを取る度に削減すべきという回答は過半数を占めるでしょうから、この連鎖は続くでしょう。議員の仕事を積み上げて考えることなく、機能向上を図る取組もせず、議席を切り売りすることは行政のやりたい放題を助長する議会の自殺行為であり、本議案には反対いたします。
以上、反対討論を終わります。
26
◯吉村善明議長 5番加藤裕美議員。
27 ◯5番 加藤裕美議員 議会は民主主義でございまして、重要な機関でございます。確かに市民の声を聞くという点でも、塩見議員がおっしゃられてたように、重要な機関でございまして、やたらめったら減らすつもりはございません。ただ、一人一人が減ったとしても全力を尽くして議会としての力を発揮できるはずだと思います。学校統廃合、バスの件なども議員たちが立ち上がって議会が訴えてきたからこそ変わったのではないでしょうか。ただ、今でも定数減の議案を出され、以前の署名活動でも
アンケートでも、市民の声は減でございました。自分も選挙前にも議員報酬削減、
議員定数削減を約束してきました。また、3減の件は、3減は出されたのですが、やはり以前の別の
委員会で3減がいいとおっしゃられてますが、別の
委員会の発言でございました。裁判でも、時機に遅れた攻撃防御の却下がありまして、議論を尽くした後に出されたものは今更何なんですかと、却下されます。早く出しくださいという意味で、裁判でも時機に遅れた場合は却下されます。
よって、提出させていただきました2減が、皆さんが乗りやすい案だと思いますので、ご賛同お願い申し上げます。
28
◯吉村善明議長 3番中尾節子議員。
29 ◯3番 中尾節子議員 それでは、令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定についてに対する
修正案について、賛成の立場から討論いたします。
昨年から
特別委員会において、
議員定数について、どのように判断したらよいか審査してきました。
議員定数については、何人が適正数値であるかは科学的な基準やよるべき論拠も見いだし難く、各団体の自主的な判断に委ねられています。会派緑生としては、
議員定数を協議することになったそもそもの
常任委員会の編成をベースとして、昨年9月の試行的な3
分科会での
決算審査を踏まえ、削減は可能と考え、また民意を重要視しました。削減の人数については、
常任委員会の構成を基本に1
常任委員会当たり7人、3
常任委員会では
議員定数は21人、つまり3人の削減が可能と考えました。原案は、
議員定数については偶数が望ましく、2人削減の22人としていますが、奇数になってはいけないという規定もありませんし、定数が奇数の近隣自治体も
議会運営上、支障を来していないとのことです。よって、
議員定数は現在の24人から3人削減の21人が我が
生駒市議会においては適正人数と考えます。議会の機能が低下することのないように、先ほど塩見議員がおっしゃった、どんどん削減していくんじゃないか、市民の声を聞いてというのは、それはなくて、何かに載っていたんですけれども、ある程度削減して、それで議会の機能がちゃんと、議員の資質とか議会の機能が高まれば、その削減の声はなくなる、やたらめったら市民の皆さんは削減、削減とは言わなくなる、声は静まるんではないかという、ちょっとすいません、書物が、読みましたよ、私。なので、そうなることを私は期待しています。議会の機能が低下することがないよう、私たち議員もしっかりと襟を正し、より一層の努力をすることが必要となりますが、これらの
修正案に対し議員各位のご理解とご賛同を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
30
◯吉村善明議長 11番沢田かおる議員。
31 ◯11番 沢田かおる議員 令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。
賛成の理由は、1、生駒市人口ビジョンの独自推計によると、今後人口が減少していくことが見込まれること、2、社会保障関係費が増加傾向にあること、3、過去2回直接請求により、市民から削減を求める声が挙がり、
市民ニーズが高いこと、4、
類似団体と比較し、定数22は妥当であること、5、議長の
中立性を維持するため、
議員定数は偶数であるべきであること、
議案提案理由説明にあったとおりでございます。
なお、先ほど市域が200キロ平米以下の
類似団体と比較する理由が恣意的だというご指摘がありましたが、
議員定数を決める要素としては人口規模だけではなく、市域面積についても大きな要素となると考えております。
類似団体の中でも市域が大きいところは
議員定数が多い傾向にありますので、
類似団体の中で更に市域面積に着目していくというのは一定合理性があると考えます。そうした中で、200キロ平米以下で区切ったというところの根拠は本市を除く200キロ平米以下の
類似団体は40ありますが、この40市の市域面積を平均すると55.09キロ平米となります。本市が53.15キロ平米なので、ほぼ本市が平均に来るのが200キロ平米以下となるので、区切るラインとしては適正であると考えます。
議案提案理由説明で片山議員が説明したとおり、その200キロ平米以下の
類似団体の平均議員の定数は22.4であります。
議員定数の削減は私の任期中、議案が出る度に賛成してきた経緯もございます。本市は行政改革大綱をまとめ、令和2年度から令和6年度の5年間で経常経費の10億円以上の削減を数値目標とし、最終目標が次世代へ繋ぐとされています。
議員定数に関する
特別委員会でも申し上げましたが、山口県議会の参考資料にもありましたように、国及び地方自治体は現在深刻化する
財政状況にあり、
行財政改革が強く求められており、各分野での歳出削減を実行している。
生駒市議会においても、
行財政改革を推進している上で、自ら範を示すという観点から、
議員定数の削減を行い、
行財政改革に対する強い姿勢を示す必要があると考えます。
削減した経費は
自由討議でも述べましたとおり、一般財源となるため、どの施策に充てるべきとは言えません。ただし、公共交通の維持、充実や生駒市役所職員の資格取得に係る経費など、今まで要望してきた施策の一部になってほしいという思いは個人的にあります。この議案を提出するに当たり、
議員定数に対する様々な議員間の意見を調整して議案提出に至りました。3減で出されている議員さんもおられますけれども、
議員提出議案として合意形成のプロセスを飛ばされたやり方に対しては理解ができません。
アンケートや
パブリックコメントをお寄せくださった皆様のご協力に感謝いたします。皆様からのご意見はしっかりと受け止めさせていただきました。
以上の理由により、本案に賛成いたします。以上です。
32
◯吉村善明議長 17番浜田佳資議員。
33 ◯17番 浜田佳資議員
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、反対討論を行います。
まず、削減の根拠についてですが、今後の人口減を挙げる点についてですが、定数2人分の1万人が減少するのは推計でも2035年から2040年と十数年後です。しかも、今、マンション建設ラッシュで市外からの流入も予測される上、高山第2工区の部分開発で約5,000人が住むことが想定されています。削減論者が言う人口減の推測の前提条件が崩れつつある状況です。全ての推測には条件があります。人口と定数をリンクさせるにしても、少なくとも今後の人口動態を見てから検討すべきであり、今削減する根拠にはなりません。しかも、この話は
委員会で出ており、人口減を削減根拠にするなら、これらの事態をどう評価するのかを述べるべきです。こういった議論をしない傾向は削減の必要性と許容性の議論についても顕著であり、削減しなければ問題が生ずるといった、そして削減すればこんなにバラ色になる、そのような必要性については質問をしてもほぼ示されず、22名になったら、もっと市民のことを考えるとか、2削減分は個々の議員の努力及び議会全体でカバーできるとかの許容性、何とかなるとの話が多い状況です。しかし、個々の議員の努力及び議会全体でカバーできるというのは、2削減分、議会の力量が落ちること、議会の力量が落ちることが前提の話です。なぜ議会の力量を落とす必要があるのでしょうか。また、議員の人数にかかわらず、議員は市民のことをしっかりと考えるべきです。削減されたから頑張るというのは全く理解できません。関係なく頑張るべきです。ただ、議論の中で
行財政改革の一環として
議員定数の削減により経費を削減すべきという論には多くの議員が否定するという結果となったことは一つの議論の成果と考えます。
そして、市民の意見についてですが、確かに無
作為抽出アンケートでは約64%が減らした方がよいとの結果が出ています。ポイントはこの民意を尊重するのは当然ですが、その上で議員はどう考えるのかです。それぞれお考えはあるでしょう。ただ、
アンケートの結果が出たのでということだけなら、市民から、そういう判断なら私でもできるとなり兼ねません。議会という代議制民主主義においては、その民意を基にして、市民の代表としての議員として、議員ならではの見識を持ってどう考えるかが重要なのであって、それが議員の仕事です。そこが選挙の結果としての民意とは異なる点です。
また、10月7日から11月7日まで取られた
パブリックコメントでは、
議員定数については増員、約23%、
現状維持、約60%、削減、約18%という市民の意見の結果が出ております。ただ、だからと言って単純に
現状維持を私は主張するものではありません。そういった市民の意見を基に議員としてしっかりと考えることです。そして、大切なのはその結論以上にそう考える市民の意見、議会への不満に真っ正面から向き合うことが求められていると考えます。ちなみに、議会への不満は
アンケートより
パブリックコメントの方が強く倍以上です。定数うんぬんではなく、しっかり働けということでしょう。ここに私たち議員はしっかりと着目すべきと考えます。
最後に、
生駒市議会基本条例は議会の役割として行政監視、政策提案、市民意見の反映を求めていると考えますが、議員を減らすことがその機能を強めることにはなりません。むしろ社会の多様性と地方への権限移譲による役割が増しているということに、議会はしっかり対応すべきだという
生駒市議会基本条例の趣旨に反します。
以上から、本議案に反対するものです。
34
◯吉村善明議長 12番山田耕三議員。
35 ◯12番 山田耕三議員 令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場より討論をします。
議員の
定数削減は長年
生駒市民が待ち望んでいるものです。2010年の直接請求から始まり、これまで直接請求は二度、請願書は二度
市議会へ提出されました。これまでの採決は全て否決となりました。これには直接請求に署名をなされた皆様や、請願書を提出された市民の方には到底理解のできる結果ではなかったかと思います。そこには市民と
市議会にかい離があったと言われても仕方がありません。2018年3月に提出された直接請求では、
特別委員会を設置し、市民からのご意見をちょうだいするため、
パブリックコメントを行いました。
パブリックコメントでは
提出者数106件のうち84.0%の方が削減すべきとのご意見でした。2021年設置された
議員定数等に関する
特別委員会で、私は
議員定数の
考え方として、
定数削減については広く市民のご意見を拝聴すべきであると発言してまいりました。その後、
議員定数に関する
特別委員会では、
議員定数に関する
アンケート調査を行うこととしました。市民に送付する際には、1、令和3年12月
定例会に11名の議員が
議員定数を現行の24人から22人へ条例変更する改正案を提出したこと、
生駒市議会基本条例第17条第2項にある、議会は議員の定数を変更しようとするときには、市民のご意見を考慮するものとする。3、調査の対象は生駒市にお住まいの18歳以上の中から無作為に3,000名を選ばせていただいたことの3点を明記し、
アンケート用紙とともに、基礎資料概要版と生駒市の
類似団体の議員数と人口、可
住面積との関係を送付しました。
アンケートの結果、議員の定数についてどう思われるかの問いに対し、
現状維持でよいは14.5%、減らした方がよいは、
現状維持でよいと考えられている方の4倍以上の64.2%でありました。この数字は選挙人名簿登録者数、令和4年9月に当てはめますと、おおよそ6万3,000人近い方が削減すべきであると言われていることになります。私はこの数字を重く受け止めます。
次に、重回帰分析により定数を計算してみました。
議員定数を検討する際に重回帰分析を行っている自治体もあります。
最初に、生駒市の
類似団体の
議員定数について重回帰分析を行いました。今回の目的変数は
議員定数であり、説明変数は人口と面積です。重回帰分析により人口と面積の観点から
議員定数を求めました。回帰式は次のとおりです。小数点は第7位を四捨五入しております。
議員定数イコール0.000087掛ける人口プラス0.007539掛ける面積プラス11.566959、この数字、この最後の数字は切片と呼ばれるものです。この式に生駒市の人口、面積を算入し計算すると22.279463となりました。この計算の回帰統計、補正R2、決定係数は0.523107であり、信頼できる回帰式となっております。
市民アンケートの中に入れております「
類似団体の議員数と人口、可
住面積との関係」より、面積だけでなく、また人口と可
住面積でも計算をしました結論として、
議員定数は22.294771となりました。このことから。
36
◯吉村善明議長 山田議員に申し上げます。発言の制限時間を超えていますので、注意します。
37 ◯12番 山田耕三議員 2減を提案している原案は、極めて妥当なものと言えます。
以上の理由により、原案に賛成します。
38
◯吉村善明議長 8番改正大
祐議員。
39 ◯8番 改正大
祐議員 令和3年
議員提出議案第3号、
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。
本議案は
議員定数を24名から2名削減して22名とするものです。今から4年前、直接請求で今回と同じ
議員定数2名削減の議案が出てきました。私は24名それぞれいろんな経験をされており、バックグラウンド、もちろん年齢、志、
考え方、視点が違い、私自身、気づかないような切り口や視点での質疑をすることは生駒市を人数分の視点から多面的に監視できるこれほど大きなものはないという理由で削減案に反対いたしました。今回、改めて定数を考えるに当たって、これからの生駒市を見たとき、人口ビジョンの市独自推計でありますが、本格的に
人口減少の局面に転じ、
議案提案理由説明でも説明されていたとおりですが、2035年から40年の間に11万人を、2045年から2050年の間には10万人を割り込み、2065年には8万7,900人まで減少する見込みとなり、今後人口が減少していくことが見込まれている中では、
議員定数も削減されるべきと考えたのが大きな理由です。もちろん、定数が削減されれば、監視の目も減るということは否定いたしません。ただ単に
議員定数の削減だけではなく、同時に
委員会の再編などを含め、
議会機能の維持、向上は必須であり、考えていくものであり、セットだと思っております。
個人的には、今期2期目になりますが、改選後、とある方から2期目はもっと色を出していかないとあかんでというアドバイスをいただきました。そして、改選後、最初の一般質問において、政策形成実践研修及び商工観光施策に関する助言、提案等業務における随意契約についてという質問を行いました。最終的には返却されましたが、随意契約先の会社の方から市長の政治団体の5万円の寄附、市長と業者のやり取りのGメールの削除などが明らかになりました。その後、時間はかかりましたが、電磁的記録の文書取扱い規程の見直し、管理規則の制定等、私はより一層行政の監視が必要だと感じた色を出すきっかけの質問になったのは記憶に新しいところです。
定数が削減され、監視が弱まることは本末転倒です。
個人個人、日々自己研鑽を積み、資質を高めることは必要です。ただ、動かないことには監視もできません。議会としても、現在議会基本条例の検証に係るワーキングチームが動き出し、
議会運営の改善に向け見直しをしている最中です。これらは定数が何人になろうと関係なく進めていかなければいけないことは、本議案を賛成するに当たり、改めて申し上げておきたいと思います。以上です。
40
◯吉村善明議長 7番神山聡議員。
41 ◯7番 神山聡議員 それでは、原案に賛成の立場で討論を行います。
まず、
修正案の3名削減案に同意できない理由は、私は
アンケート結果だけで削減すべきと判断しているのではないこと、また6人から8人で活発な議論ができると、誰かが言っていた資料を見たという不明瞭な説明や、
議会運営が健全にできるなら減らしてもいいとしながら、その説明も不明確だったことなど、納得できる説明がありませんでした。一方で、原案は私の理由とほとんど同じ思いでした。では、私が原案に賛成する理由をお話しいたします。
生駒市は2013年をピークに8年間で3,400人ほどの人口が減少しています。令和2年の時点で生駒市の人口推計よりも800人近く
人口減少が早く進んでいる現実は、第2工区で5,000人人口が増えたとしても、問題の解決にはなりません。したがって、
人口減少の影響は財政面の大きな問題となります。本市は住宅都市として発展してきたため、観光や産業に乏しく、法人需要も少なく、
人口減少や
少子高齢化、社会保障関係費の増加という社会が抱える問題の影響を非常に受けやすい都市です。平成26年からの8年間で社会保障関係費は18億円以上も増加しています。生産年齢人口が少なく、全国でトップクラスのスピードで高齢化が進んでいることから、税収の減少が予想以上の速さで進むことが想定できます。また、会計年度任用職員制度による人件費の増加、公共施設の半分以上が築30年を超え、維持管理費に加え、修繕補修、更新費用や撤去費用などが増大します。令和7年から耐用年数を超える管路が急激に増加します。経常経費を削減する影響で、市民には施設の廃止やサービスの規模の見直しなどをお願いしている現状を鑑みれば、
議員定数を減らすことで経常経費の削減に貢献することは当然だと考えます。
次に、地方自治制度の動向ですが、個人のライフスタイルや価値観が多様化することで、国ではスマート自治体への転換を示していることから、生駒市は参画と協働として複合型コミュニティづくりや、市民自治協議会による地域活動、学校運営協議会による地域課題解決に取り組んでいます。また、
市民ニーズの把握の手段として、メールやツイッター、フェイスブック、
パブリックコメント、タウンミーティング、ワークショップ、Fix My Street、
アンケート調査などがあり、市民自治協議会、自治会、民生・児童委員、PTA、学校運営協議会などはニーズを届けてくれています。また、削減により、活発な議論ができず、多様な
考え方が減り、議会の機能が低下するという懸念ですが、活発な議論だけで
議会機能が上がるとは思いません。それよりも、個々の情報の能力や知識を高める必要があります。近年の情報共有ツールの発達で、議員もツイッター、フェイスブック、LINE、インスタグラム、メール、ブログ、ホームページなどを活用し、
市民ニーズを容易に聞ける環境にあります。ツールの活用で多様な意見や知識を知ることができ、議員の見解や知識は今まで以上に幅広い視点を有することが可能です。人数で何とかしようというのではなく、こういった情報共有ツールに精通し、時代に合わせて議員が勉強し、変化し、個々の能力を高めることが
議会機能を高めると考えます。
そして、市民の意思として、過去の
パブリックコメントや市民懇談会では、半数以上が議員を減らすべきという意見でした。また、今年度行った
アンケート結果では、議員を減らした方がよいという回答が64.2%、また
議員定数削減の直接請求が二度提出されており、平成30年は4,150人の署名が集められました。市民自らが立ち上がり、大変な苦労をしながら署名を集め、直接請求しているという市民の行動と意思を私は非常に重く受け止めています。議員として、時代に合わせて変化すべきであり、生駒市の現状や課題を分析し、
行政需要や地方自治制度の動向を把握し、市民からの要望や意見を尊重すれば、
議員定数を減らし、経常経費の削減に貢献するのは当然であると言えます。少しでも多く新しい市民サービスを展開し、維持、継続できるように、2名削減の原案に賛成いたします。
42
◯吉村善明議長 以上で通告による討論は終わりました。
これにて討論を終結し、本案を採決いたします。
まず、
修正案について電子表決システムで採決いたします。
お諮りいたします。令和3年
議員提出議案第3号は、
修正案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れ等はございませんか。
(「なし」との声あり)
43
◯吉村善明議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。
賛成少数であります。よって、
修正案は否決することに決定いたしました。
したがいまして、原案について、電子表決システムで採決いたします。
お諮りいたします。令和3年
議員提出議案第3号は、原案のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れ等はございませんか。
(「なし」との声あり)
44
◯吉村善明議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、令和3年
議員提出議案第3号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
令和3年
議員提出議案第3号
生駒市議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条
例の制定について
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
45
◯吉村善明議長 暫時休憩いたします。
午前10時58分 休憩
~~~~~~~~~~~~~~~
午前11時25分 再開
46
◯吉村善明議長 休憩を解いて引き続き会議を行います。
先ほどの令和3年
議員提出議案第3号の議決結果を踏まえ、令和3年
議員提出議案第4号の
修正案が取り下げられましたので、ご報告いたします。
~~~~~~~~~~~~~~~
日程第2 令和3年
議員提出議案第4号
生駒市議会委員会条例の一部を改正する条例の制
定について
47
◯吉村善明議長 日程第2、令和3年
議員提出議案第4号、
生駒市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
この際、
委員会の
審査報告を受けます。
議会運営委員会委員長、23番
福中眞美議員。
(23番
福中眞美議員 登壇)
48 ◯23番
福中眞美議員 それでは、
議会運営委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は、12月16日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました、令和3年
議員提出議案第4号、
生駒市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを審査いたしました結果、異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
議会運営委員会の
審査報告を終わります。
49
◯吉村善明議長 以上をもちまして、
委員会の
審査報告を終わります。
この際、
ただ今の
委員会の
審査報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」との声あり)
50
◯吉村善明議長 ないようでございますので、これにて
委員会の
審査報告に対する質疑を終結いたします。
本案についてこれより討論に入るのでありますが、通告がございません。よって討論なしと認め、これにて討論を終結し、本案を電子表決システムで採決いたします。
お諮りいたします。本案に対する
委員長の報告は可決であります。本案は、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れ等はございませんか。
(「なし」との声あり)
51
◯吉村善明議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、令和3年
議員提出議案第4号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
令和3年
議員提出議案第4号
生駒市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定につ
いて
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
日程第3 議案第82号
生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条
例等の一部を改正する条例の制定について
議員提出 知的障がい者・知的障がい行政の国の対応拡充を求める意見書に
議案第6号 ついて
議案第81号 生駒市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について
議案第83号 生駒市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条
例の制定について
議案第85号 生駒市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定につい
て
議案第76号 令和4年度生駒市一般会計補正予算(第9回)
議案第77号 令和4年度生駒市介護保険特別会計補正予算(第2回)
議案第79号 令和4年度生駒市水道事業会計補正予算(第3回)
議案第80号 令和4年度生駒市病院事業会計補正予算(第3回)
議案第86号 生駒市生涯学習施設の指定管理者の指定について
議案第87号 生駒ふるさとミュージアムの指定管理者の指定について
52
◯吉村善明議長 日程第3、議案第82号、
生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてから、議案第87号、生駒ふるさとミュージアムの指定管理者の指定についてまでの以上11議案を
一括議題といたします。
この際、一括して
委員会の
審査報告を受けます。
まず、企画総務
委員会委員長、22番白本和久議員。
(22番 白本和久議員 登壇)
53 ◯22番 白本和久議員
ただ今から企画総務
委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は、12月14日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました3議案について審査いたしました結果、まず議案第83号、生駒市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定については、質疑等もなく、異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
次に、議案第81号、生駒市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定については、質疑等があったものの、異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
最後に、議案第82号、
生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定については質疑等があり、一部委員から可決することに異議があったものの、賛成多数で原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、企画総務
委員会の
審査報告を終わります。
54
◯吉村善明議長 次に、
市民文教委員会委員長、12番山田耕三議員。
(12番 山田耕三議員 登壇)
55 ◯12番 山田耕三議員
ただ今から
市民文教委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は、12月13日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました議案第86号、生駒市生涯学習施設の指定管理者の指定について及び議案第87号、生駒ふるさとミュージアムの指定管理者の指定についての、以上2議案を審査いたしました結果、質疑等があったものの、いずれも異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
市民文教委員会の
審査報告を終わります。
56
◯吉村善明議長 次に、
厚生消防委員会委員長、13番惠比須幹夫議員。
(13番 惠比須幹夫議員 登壇)
57 ◯13番 惠比須幹夫議員
ただ今から
厚生消防委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は、12月12日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました、議案第85号生駒市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について及び
議員提出議案第6号、知的障がい者・知的障がい行政の国の対応拡充を求める意見書についての、以上2議案を審査いたしました結果、質疑等があったものの、いずれも異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
厚生消防委員会の
審査報告を終わります。
58
◯吉村善明議長 最後に、
予算委員会委員長、10番片山誠也議員。
(10番 片山誠也議員 登壇)
59 ◯10番 片山誠也議員
ただ今から
予算委員会の
審査報告を行います。
当
委員会は、12月9日、12日、13日、14日及び16日に
委員会を開催し、本会議から審査の付託を受けました、議案第76号、令和4年度生駒市一般会計補正予算(第9回)、議案第77号、令和4年度生駒市介護保険特別会計補正予算(第2回)、議案第79号、令和4年度生駒市水道事業会計補正予算(第3回)及び議案第80号、令和4年度生駒市病院事業会計補正予算(第3回)の以上4議案を審査いたしました結果、質疑等があったものの、いずれも異議なく原案のとおり可決することに決定いたしました。
以上、
予算委員会の
審査報告を終わります。
60
◯吉村善明議長 以上をもちまして、
委員会の
審査報告を終わります。
この際、
ただ今の
委員会の
審査報告に対する質疑を行います。
質疑はございませんか。
(「なし」との声あり)
61
◯吉村善明議長 ないようでございますので、これにて
委員会の
審査報告に対する質疑を終結いたします。
11議案等について、これより一括して討論に入ります。
この際、申し上げます。議事の都合により、議案第82号及び
議員提出議案第6号に関する討論についての各議員の発言は、
会議規則第60条第1項の規定により、それぞれ5分以内といたします。
討論の通告がございますので、まず議案第82号について発言を許可いたします。
4番
梶井憲子議員。
62 ◯4番
梶井憲子議員 それでは、議案第82号、
生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論いたします。
議員の期末手当は、
地方自治法第203条3項の定めにより条例で定めることができますが、期末手当にあっては特別職報酬等審議会の対象ではないことから、全国の多くの自治体では人事院勧告の実施によって変動する国の指定職に合わせて改定されているのが実態であります。2020年1月に新型コロナウイルス感染症の感染者が日本で確認されてから、今まで累計感染者は2,300万人を超え、死者数は4万7,000人を超えております。コロナ感染症で多くの方々が経済的な損失を被られている中、令和4年2月にはロシアがウクライナに対して侵略戦争を起こしたことに端を発して、国内では物価の高騰が進み、国民生活に大きな影響が生じております。このような折に、住民の代表である
生駒市議会議員が人勧に連動した期末手当上昇分を受け取ることはできないものと考えます。
以上の理由により、
生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定に反対いたします。
63
◯吉村善明議長 次に、
議員提出議案第6号について発言を許可いたします。
18番
塩見牧子議員。
64 ◯18番
塩見牧子議員 議員提出議案第6号、知的障がい者、知的障がい行政の対応拡充を求める意見書について、反対の立場で討論を行います。
知的障がい者の療育手帳は、厚生事務次官通知に基づき、各都道府県知事等が実施要綱を定め、交付、運用されているため、都道府県ごとに障がいの程度区分に差があり、各判定機関におけるボーダーラインにも差が生じ、都道府県や事業者による医療費助成や運賃割引等の福祉サービスが用意されていても、居住地によって受けられたり受けられなかったりする不公平が生じている実態があることは理解いたしますし、障がいの程度区分を都道府県間でそろえるべきというご主張も理解できるものでございます。しかし、身体障がい者と精神障がい者がそれぞれ身体障害者福祉法、精神保健及び精神障害者福祉に関する法律で定義され、それぞれの法律に基づく判定基準によって身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳が交付されているのに対し、知的障がい者については、その定義すらないのは、知的障がいは医学モデルで捕捉されない障がいであるからとも考えられます。知的障がいは、身体障がいや精神障がいのように、障がいを疾病、外傷その他の健康状態により直接生じた個人的な問題として捉え、専門職による個別治療で改善を図ることができません。したがって、意見書案にあるように、その認定基準を法で明確に線引きをしてしまうと、自治体の事務負担は軽減されるかもしれませんが、そのラインからはみ出た場合、支援の手を差し伸べられなくなることが危惧されます。
2006年に国連で採択された障害者権利条約では、障がいは主に社会によってつくられた障がい者の社会への統合の問題であるという社会モデルの
考え方が随所に反映され、2011年に改正された我が国の障害者基本法においても、この
考え方が採用されるなど、障がいの概念は医学モデルから社会モデルへと変化しています。目指すべきは、むしろ医学モデルで捕捉されている身体障がい者、精神障がい者にももっと社会モデルを生かした支援が行き渡ること、医療や支援に対するリハビリテーション等のニーズと、障がい者が直面する社会的障壁の双方に取り組む必要性が社会に認識されることであり、現在社会モデルで捕捉されている知的障がい者の支援を明確な基準で縛り、医学モデルで捕捉してしまうことは障害者基本法の精神と逆行するものです。
冒頭の療育手帳の不均一については、理解できるため、何とか
修正案をもって対応できないかと検討いたしましたが、今述べたように、全く別の意見書になってしまうことから、断念し、本意見書には反対いたします。
以上で反対討論を終わります。
65
◯吉村善明議長 以上で通告による討論を終結し、11議案を分割して採決いたします。
まず、議案第82号、
生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてを電子表決システムで採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する
委員長の報告は可決であります。本案は
委員長の報告のとおり、可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れ等はございませんか。
(「なし」との声あり)
66
◯吉村善明議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、議案第82号は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第82号
生駒市議会の議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例等の一部
を改正する条例の制定について
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
67
◯吉村善明議長 次に、
議員提出議案第6号、知的障がい者、知的障がい行政の国の対応拡充を求める意見書についてを電子表決システムで採決いたします。
お諮りいたします。
本案に対する
委員長の報告は可決であります。本案は、
委員長の報告のとおり可決することに賛成の議員は賛成のボタンを、反対の議員は反対のボタンを押してください。
ボタンの押し忘れ等はございませんか。
(「なし」との声あり)
68
◯吉村善明議長 押し忘れ等なしと認め、確定いたします。
賛成多数であります。よって、
議員提出議案第6号は原案のとおり可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議員提出議案第6号 知的障がい者・知的障がい行政の国の対応拡充を求める意見書につ
いて
原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
69
◯吉村善明議長 最後に、議案第81号、生駒市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定についてから、議案第87号、生駒ふるさとミュージアムの指定管理者の指定についてまでの以上9議案を一括して採決いたします。
お諮りいたします。
9議案に対する
委員長の報告は、いずれも可決であります。
9議案は
委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
70
◯吉村善明議長 ご異議なしと認めます。よって、議案第81号から議案第87号までの以上9議案は、いずれも可決することに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
議案第81号 生駒市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について
議案第83号 生駒市の一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例の制定に
ついて
議案第85号 生駒市子ども医療費助成条例の一部を改正する条例の制定について
議案第76号 令和4年度生駒市一般会計補正予算(第9回)
議案第77号 令和4年度生駒市介護保険特別会計補正予算(第2回)
議案第79号 令和4年度生駒市水道事業会計補正予算(第3回)
議案第80号 令和4年度生駒市病院事業会計補正予算(第3回)
議案第86号 生駒市生涯学習施設の指定管理者の指定について
議案第87号 生駒ふるさとミュージアムの指定管理者の指定について
いずれも原案どおり可決確定
~~~~~~~~~~~~~~~
日程第4 議案第90号 令和4年度生駒市一般会計補正予算(第10回)
71
◯吉村善明議長 日程第4、議案第90号、令和4年度生駒市一般会計補正予算(第10回)を議題といたします。
本案について、市長から
議案提案理由説明を受けます。
小紫雅史市長。
(小紫雅史市長 登壇)
72 ◯小紫雅史市長
ただ今上程されました議案第90号、令和4年度生駒市一般会計補正予算(第10回)につきましては、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億4,713万8,000円を追加し、総額で456億8,719万7,000円とするものでございます。
主な内容につきましては、庁内のデジタル化を進めるためのICT環境の整備に係る経費、全ての妊婦、子育て家庭が安心して出産、子育てができる環境整備のための出産子育て応援給付金の支給に係る経費、幼稚園、保育園及び認定こども園の送迎バスに安全装置を導入するための経費、公立幼稚園及び保育園における感染症対策強化に必要な保健衛生用品等の購入、生駒こども園の園庭整備に係る経費及び原油価格、物価高騰に伴い各家庭における食費の負担が増加していることから、3カ月分の給食費の無償化の延長を行うものでございます。なお、これらの事業の財源といたしましては、国費や県費のほか、普通交付税の増額分を活用するものでございます。また、年度内に完了しない事業について繰越明許費の追加を行っております。
以上、よろしくご審議の上、ご議決賜りますようお願いを申し上げます。
73
◯吉村善明議長 説明は終わりました。
本案についてこれより質疑に入るのでありますが、通告がございません。よって、質疑なしと認め、これにて質疑を終結いたします。
本案は
予算委員会に審査を付託いたします。
お諮りいたします。この際、会期の延長についてを日程に追加し、
追加日程第1として直ちに議題といたしたいと思います。
これにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
74
◯吉村善明議長 ご異議なしと認めます。よって、会期の延長についてを日程に追加し、
追加日程第1として、直ちに議題とすることに決定いたしました。
~~~~~~~~~~~~~~~
追加日程第1 会期の延長について
75
◯吉村善明議長 追加日程第1、会期の延長についてを議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期は、議事の都合により、12月27日までの6日間延長したいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」との声あり)
76
◯吉村善明議長 ご異議なしと認めます。よって、
今期定例会の会期は12月27日までの6日間延長することに決定いたしました。
以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。
明22日から26日までは
委員会審査のため休会し、12月27日午前10時から再開いたします。
本日はこれにて散会いたします。
午前11時47分 散会
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